Appleからのメールが届いたと思ったら、よく見るとメールアドレスが違っていたり、請求情報が更新されたと言われたり、Apple IDアカウントのページに誘導するというリンクが偽物だったりしませんでしたか?
もしそうなら、それはフィッシングメールの可能性が高いです。
フィッシングメールに引っかからないためには、メールの内容を注意深くチェックする必要があります。
ここでは、フィッシングメールの見分け方を3つのポイントでお伝えします。
メールアドレスが正規のものと異なる
フィッシングメールの最も簡単な見分け方の一つは、メールアドレスを確認することです。
正規のAppleからのメールは、@apple.comというドメインを持つメールアドレスから送られます。
しかし、フィッシングメールでは、そのドメインを偽装したり、別のドメインを使ったりします。
例えば、以下のメールでは、メールアドレスがroot@localhost.localdomainとなっていますが、これは正規のものとは異なります。
From: Root User root@localhost.localdomain
Sent: Tuesday, October 3, 2023 12:05 PM
Subject: Apple ID情報が更新されました
このように、メールアドレスが正規のものと一致しない場合は、フィッシングメールである可能性が高いです。
メールアドレスを確認する際には、表示される名前だけでなく、< >の中にある実際のアドレスも見るようにしましょう。
請求情報が更新されたという不審なメッセージ
フィッシングメールのもう一つの見分け方は、メールの内容を見ることです。
フィッシングメールでは、請求情報が更新されたという不審なメッセージを使って、ユーザーにパスワードやクレジットカード情報などを入力させようとします。
例えば、以下のメールでは、請求情報が更新されたというメッセージがありますが、これはフィッシングメールの典型的な手口です。
Apple ID情報が更新されました。
soumu@sakazen.co.jp 様
ご利用のApple IDに、2023年10月3日付けで以下の変更が行われました。
請求情報
お客様がこの変更を行っていない場合、または他人が不正にお客様のアカウントにアクセスしていると思われる場合は、すみやかにApple IDアカウントのページ(https://appleid.apple.com )でパスワードを変更してください。
このように、請求情報が更新されたというメッセージは、フィッシングメールの警告サインです。
正規のAppleでは、請求情報が更新された場合は、メールではなく、サイト上でお知らせします。
また、アカウント情報を更新する際には、メールに記載されたリンクではなく、自分でAppleにログインして行うようにしましょう。
Apple IDアカウントのページに誘導するリンクが偽物である
フィッシングメールのもう一つの見分け方は、メールに含まれるリンクを確認することです。
フィッシングメールでは、Apple IDアカウントのページに誘導するというリンクを使って、ユーザーを偽のサイトに誘導しようとします。
しかし、そのリンクは実際には存在しないか、正規のサイトとは異なるURLになっていることが多いです。
例えば、以下のメールでは、Apple IDアカウントのページに誘導するというリンクがありますが、その下にはURLが表示されていません。
Apple IDアカウントのページ(https://appleid.apple.com )でパスワードを変更してください。
このように、Apple IDアカウントのページに誘導するというリンクが存在しないか、正規のサイトとは異なるURLになっている場合は、フィッシングメールである可能性が高いです。
リンクをクリックする前には、カーソルを合わせて、実際のURLを確認するようにしましょう。
メール本文

メールタイトル:
Apple ID情報が更新されました
送信元:
Root User root@localhost.localdomain
メール本文:
ご利用のApple IDに、2023年10月3日付けで以下の変更が行われました。
請求情報
お客様がこの変更を行っていない場合、または他人が不正にお客様のアカウントにアクセスしていると思われる場合は、すみやかにApple IDアカウントのページ(https://appleid.apple.com )でパスワードを変更してください。
今後ともよろしくお願いいたします。
Appleサポート
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まとめ
以上、フィッシングメールの見分け方を3つのポイントでお伝えしました。
フィッシングメールは、インターネット上での詐欺や個人情報の盗みの危険性があります。
Appleを騙るフィッシングメールには、メールアドレスが正規のものと異なる、請求情報が更新されたという不審なメッセージ、Apple IDアカウントのページに誘導するというリンクが偽物であるという特徴があります。
これらのポイントをチェックして、フィッシングメールに引っかからないように注意しましょう。
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